この時を どれほど待って いたことか

何のお世話をする事も無くなり、騒いだり意地っ張りする事もなく、何だか張り合いが無くなった。一心に食べ物を食べては眠り、殆ど動く事もない。体は目の様に見える模様がまるで新幹線の様。お腹が空くと、上を向いて天からの恵を待っている。そんなお蚕様を見てたら、何だか愛着が湧いて来る。繭の中のお蚕様ーー!早く出ておいでーって感じでした。